「い」の歯科用語一覧

「い」の歯科用語一覧

  • イオン導入法

    【読み方】いおんどうにゅうほう

    イオン導入法とは、イオン導入装置と呼ばれる機器を使って、歯の表面にフッ素を浸透させ、虫歯を予防する方法です。

    イオン導入装置は、歯の根の消毒や、知覚過敏(ちかくかびん)の治療などにも用いられます。

  • 一口腔単位

    【読み方】いっこうくうたんい

    一口腔単位とは、口腔内にある虫歯、歯周病、さらにかみ合わせまで、口の中全体を診察し、患者の気になる部分、傷む部分、そして今後問題が生じる可能性のある部分を治療していく事です。

    以前は一歯単位という方法が主流で、痛む歯や問題のある歯の治療のみでしたが、一歯単位の治療では虫歯、歯周病の予防に対する処置が出来ないのに対し一口腔単位の治療では予防を考慮し、総合的な治療を行えるので、口腔内の健康を保つ診察方法として広く普及しています。

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  • 一歯単位

    【読み方】いっしたんい

    一歯単位とは、一本単位の歯の治療の事を言います。

    具体的には「とりあえず痛い所を治して下さい」と言う場合に、その歯のみを治療して処置を終了させるような方法の事を指し、現在では緊急処置的な意味合いで用いられています。
    しかし、現在でも一歯単位の治療を主に行っている歯科医院がありますので注意が必要です。

    口腔は28本の歯が全て健康であってはじめて正常な機能をする事が出来るのです。
    口腔内の健康を考えるなら一歯単位の治療ではなく一口腔単位の治療を受ける様にするべきでしょう。

  • イニシャルプレパレーション

    【読み方】いにしゃるぷれぱれーしょん

    イニシャルプレパレーションとは、治療の本筋に入る前の「初期治療」のことです。主に歯周病治療で用いられる用語です。

    歯科疾患がある場合、症状の悪化した部分のみを治せばいいというものではなく、口内全体の歯茎や咬み合わせの状態も考慮しなければなりません。

    そのため、主となる患部の治療をする前に、口内全体のプラークコントロール、歯周ポケット内の清掃、う蝕や歯髄炎の処置、感染した根管の消毒、詰め物や義歯の調整、必要のある場合の抜歯などを行い、後に続く治療や治療後のメインテナンスをやりやすく効果的に進められるように準備することが必要です。

    そのような準備のための初期治療はすべてイニシャルプレパレーションと呼ばれます。

    また、食習慣や口内環境にとって良くない癖を正しく指導することなどもイニシャルプレパレーションに含まれます。

  • イリゲーター

    【読み方】いりげーたー

    イリゲーターとは、体内のある空間に水・薬液・空気・蒸気・気体などを一定の圧力で注入し、内部を洗浄したり何らかの栄養や薬剤をいきわたらせたりするために使用する医療器具全般のことです。 

    点滴器具や経管栄養器具、洗腸器具など幅広いものをイリゲーターと呼びますが、歯科においては主に、ホースの先端についた細い金属製のノズルから液体や気体を口腔内に噴射する器具を指してイリゲーターといいます。

    スケーリング(歯石除去)の際に殺菌効果のあるオゾン水を口腔内に噴射して菌を洗い流したり、歯周ポケット内に薬剤を直接おくりこんで除菌したり、空気の力で狭い場所の汚れなどをかき出したり、根管治療のときに患部を殺菌したり、様々な場面で使用されます。 

  • 印象

    【読み方】いんしょう

    印象とは、口の中の型をとることです。

    この型をもとに石膏模型が作られ、補綴物の作業模型となります。
    補綴物の出来を左右する重要な作業です。

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  • インフォームドオプション

    【読み方】いんふぉーむどおぷしょん

    インフォームドオプションとは歯科治療などでも良く用いられる治療方法で、医療機関側が患者側に治療に関するいくつかの選択肢を提示し、患者側が治療に関するメリット、デメリットを判断した上で選択する事が出来ます。

    この治療方法によって、治療の際にかかる費用、得られる効果などを事前に明確にする事が出来るので治療後のトラブルを避ける事ができ、治療の際の患者の不安も軽減させる事が出来ます。

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  • インフォームドコンセント

    【読み方】いんふぉーむどこんせんと

    インフォームドコンセントとは「正しい情報を得た上での合意」を意味する概念です。

    医療行為の際に患者に治療の際に起こりうる危険性(副作用や成功率など)そして予後までの正確な情報を伝え、同意の上で治療を進める方法です。

    インフォームドコンセントで大切な事は医者、患者双方の合意です。
    ですから「全て先生に任せます」と言う意味での患者の同意はインフォームドコンセントの観点から見ると不十分です。

    ちなみにインフォームドオプションはインフォームドコンセントの一歩進んだ概念とされています。

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  • インプラント

    【読み方】いんぷらんと

    インプラントとは、歯を失ってしまった箇所の顎の骨に、ネジのような人工歯根(フィクスチャー)を埋め込んで、その上に人工歯を取り付ける治療法です。英語で「埋め込む」という意味を持った言葉です。

    フィクスチャーは、身体に馴染み易く安全性が高い、そして骨と結合するという特徴を持つ純チタンやチタン合金が使用されています。

    インプラントはおおむね以下の3つの構造に分かれています。

    • フィクスチャー(歯根部)
      顎の骨に打ち込む、ネジのようなチタン製の歯根
    • アバットメント(支台部)
      フィクスチャーの上に取りつけられる部分。通常は、チタンかチタン合金製ですが、審美性に優れたセラミック製のものもあります。
    • 上部構造補綴物(人工歯)
      上部構造補綴物は、白い素材が主となります。白い歯の素材としては、内側に金属の裏打ちのあるメタルボンドと、セラミックだけでできているオールセラミックスなどがあります。

    インプラント治療は非常に高度な技術が必要の為、しっかりとした経験や知識を持った歯科医に施術をしてもらうことが重要です。

  • インプラント矯正

    【読み方】いんぷらんときょうせい

    インプラント矯正とは、インプラントを直接顎の骨に埋め込み装着する治療法方で、通常のワイヤーを使用する矯正方法と大きく違いが見られます。

    材質はアレルギー反応が出にくいとされているチタンを使用するのが一般的です。

    インプラント矯正のメリットは通常の矯正治療に比べ治療期間が大幅に短縮される、抜歯矯正しなくても良い場合が多いなど様々です。
    デメリットは顎の骨に直接埋め込む為骨に穴を開ける必要がある、費用が通常の矯正治療よりも高い、などです。

  • インプラント形状の種類

    【読み方】いんぷらんとけいじょう

    インプラントシステムは、各メーカーが最新技術の粋を集めて研究開発しており、世界中で100種類ほどの種類が製造されているといわれています。

    インプラントの構造は、歯根部分となる「人工歯根(インプラントフィクスチャー)」、その上からかぶせる「人工歯」、人工歯と人工歯根を連結する「アバットメント」という3つのパーツで成り立っています。
    このうち最も重要となるのが「人工歯根(インプラントフィクスチャー)」部分で、主に4種類のタイプがあります。 

    • スクリュータイプ
      ネジのような形をしている人工歯根の種類です。骨に埋め込む穴が小さく、噛む力を効率よく骨に伝えることができることから、現在最も多く使用されているタイプです。先が細くなっている「ルートタイプ」、と太さが変わらない「ストレートタイプ」があります。
    • シリンダータイプ
      スクリュータイプと並んで主流として採用されているインプラントの種類です。ネジのらせんがない円筒形で、凹凸がないため容易に埋め込むことができます。ただし表面積が小さくなるため、初期固定が弱いという特徴があります。2回法の治療に適しています。
    • バスケットタイプ
      ネジのようならせんがあり、スクリュータイプに似ているのですが、穴が数箇所開いていて、中が空洞になっているのが特徴です。穴があることで骨が中まで入り込み、骨とより強く結合させることができますが、空洞のためインプラント自身の強度が弱く、破損のトラブルも。近年はあまり使われなくなっています。
    • ブレードタイプ
      T字の板状になっているインプラントの種類です。幅が狭く薄いため、骨幅が狭い部分に使えるメリットがあります。ただし、力のかかり方に偏りがあり、破損などが起きやすいという欠点があるため、現在はほとんど使用されていません。

    また、インプラントとアバットメントが最初から一体化している「ワンピース型」と、別々になった「ツーピース型」があり、「ワンピース型」は1回法の治療に採用されています。

  • インプラント材質

    【読み方】いんぷらんとざいしつ

    インプラント材質とは文字通りインプラント治療の際に使用する素材の事で、現在50種類以上のインプラントメーカーがあります。
    中には牛骨をインプラント材質として利用しているメーカーもあります。

    加工精度や費用などによって選択する事が出来ますが、現時点で最も一般的なものはチタンです。
    特に不純物の混入していない高純度のチタンはトラブルも起こりにくく広く普及しています。

  • インプラント治療

    【読み方】いんぷらんとちりょう

    インプラント治療とは、人口歯根を顎の内部に埋め込み、その上に差し歯と同じような手法で歯の形を作る治療方法を指します。

    一般的な差し歯との違いは、歯の根が顎に植え込まれている点で、虫歯で歯を失くしてしまった人などに最適な治療法と言われています。顎の骨と義歯がしっかりとくっついているので入れ歯のように長期の使用で顎の骨が緩み使用感が悪くなる事がありません。

    本来は歯が一本もない人の為に採用された治療法ですが、現在は広く用いられ安定した差し歯を希望する人の希望に応えています。

  • インレー修復

    【読み方】いんれいーしゅうふく

    インレー修復とは虫歯の穴の部分の型をとり、そこにピッタリとはまり込むように作られた金属を歯科用のセメントで歯に取り付ける方法の事です。

    メリットは型をとって作るので直接詰める方法よりも最適な形を作る事ができ、長持ちします。

    金合金を使用すれば強度、精度共に高く、見た目(色調など)の問題を除けば理想的と言えるでしょう。
    ただし、型を取る必要がありますので、治療期間は少し長く、最低でも2回は歯科を訪れなければいけません。