交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合

【読み方】こうさこうごう

交叉咬合(こうさこうごう)とは、下顎の歯の頬側に少しかぶさって咬み合うはずの上顎の歯が、舌側にずれて咬み合ってしまうことです。

下顎の歯と上顎の歯の咬み合わせが正常とは完全に反対となる反対咬合と違い、交叉咬合では、部分的に上下の咬み合わせが入れ替わって互い違いになっていて、前歯の中心もずれている場合があります。

「交叉」は「交差」と同じ意味で、歯列が不正にクロスしていることを指します。

原因としては、下顎に対する上顎の幅が小さすぎること、下顎が左右非対称であること、下顎が横方向にずれてしまっていること、歯の生えかたが通常とは反対の傾きだったりねじれていたりすることなどが考えられます。

放置しておくと顎のずれがひどくなって、外から見た顔面も非対称になってしまうことがあるので、早い段階での治療が勧められる不正咬合の1つです。

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