骨再生誘導療法
【読み方】こつさいせいゆうどうほう
骨再生誘導療法(こつさいせいゆうどうほう)とは、インプラントを埋め込むための歯槽骨が減ってじゅうぶんなスペースが確保できないときに骨を再生させる治療法です。GBR(Guided Bone Regeneration)ともいわれます。
歯が抜けた状態で放置していると、歯槽骨は退化して次第に減ってしまいます。そこにインプラント支台を埋め込むと、周りを囲む歯槽骨の厚みが足りないためとても不安定です。
そこで、埋め込んだインプラント支台周辺の歯槽骨の足りない部分に粉砕した自身の骨「自家骨」や骨補填剤を置き、その周囲を人工膜(メンブレン)で覆い固定します。
すると、人工膜内部で骨の再生が促進され、6~8か月くらいでインプラント支台がしっかり安定するようになります。
この治療法により、以前はインプラントが無理だと言われていた人であっても、可能になるケースが増えました。