「く」の歯科用語一覧

「く」の歯科用語一覧

  • 楔状欠損

    【読み方】くさびじょうけっそん

    楔状欠損(くさびじょうけっそん)とは、歯の硬組織疾患の1つで、歯頸部(歯肉との境目あたり)のエナメル質がすり減ったり欠けてしまったりしていることです。

    進行すると内側の象牙質が露出し、その部分が黄色いシミのように見え、ひどい知覚過敏がおこる場合があります。

    原因としては、歯ぎしり、不正な咬み合わせや合わない補綴物(詰め物やかぶせ物)による外力などがあげられています。

    昔は、誤った歯磨き(ブラッシング)や強すぎる歯磨きが原因で発生すると言われていました。

    しかし、歯磨きの影響を受けない部位や、歯磨きの習慣のない人や動物などにも楔状欠損が生じることが確認されていることや、噛み合わせの力が原因で起こる歯質の欠損(アブフラクション)の研究などが進んできたことで、歯磨きが原因であるとする考え方は疑問視されています。

  • クラウン

    【読み方】くらうん

    クラウンとは、虫歯治療のために削った歯を全面的に覆うかぶせ物のことです。

    歯冠部(歯の頭の部分)が虫歯で大きく欠けている(根を残して殆どなくなっている)場合、その頭の部分を金属の冠ですっぽり覆い修復します。
    クラウン治療のほとんどが、神経が死んでいる歯に使われる治療法です。

    材質は主に金属ですが、金属材料の他に、審美性を考慮したレジンや、歯とそっくりな色と形の丈夫なセラミック冠もあります。材料によって価格は大きく異なります。

  • グラスアイオノマーセメント

    【読み方】ぐらすあいおのまーせめんと

    グラスアイオノマーセメントとは、歯科用セメントの一種で、虫歯などの治療に使われる詰め物の事です。

    主成分のアルミノシリケートグラスと呼ばれる成分がフッ素を長期間にわたって放出するという特徴があるため、シーラントとして使われる事もあります。

    また、この特徴を利用して、ホワイトスポットの再石灰化を促進させるため、虫歯の再発を予防することができる為、その目的でも多く使用されています。

  • クラスプ

    【読み方】くらすぷ

    クラスプとは鈎部(こうぶ)とも呼ばれるもので、口腔内に残っている歯に抱え込むように引っ掛ける針金のようなもので、局部義歯を安定させるために用いられます。

    クラスプは主にワイヤーを曲げて製作され、それを引っ掛けられる歯に固定させて使われます。そのクラスプを引っ掛けられる歯の事を鈎歯(こうし)と言います。

    関連用語
  • クラスプ

    【読み方】くらすぷ

    クラスプとは「留め金」のことで、歯科では部分床義歯(部分入れ歯)の留め具になり、様々なタイプがあります。
    クラスプは患者の歯型から模型にして、歯科技工士がつくります。

    また、クラスプを使用しない「ノンクラプス義歯」もあります。

  • グラフト

    【読み方】ぐらふと

    グラフトとは、移植手術全般を幅広く指す医療用語ですが、歯科において行われるグラフトは、主にインプラント治療の際に併用される骨移植(ボーングラフト)です。

    インプラントの支台を顎に安定して埋め込むためには、元々歯があった歯槽骨がある程度じゅうぶんに残っている必要があります。

    しかし、歯が抜けたまま放置していたり、歯周病や嚢胞などで歯槽骨は退化して減ってしまい、そのままだとインプラントの支台を埋め込むことができません。

    そこで、自分の骨を細かく砕いた粉「自家骨」や「人工骨材料」を使って歯槽骨を再生させてインプラント治療が可能な状態に導きます。

    人工骨には主にハイドロキシアパタイトやB-TCPなどのリン酸カルシウム系の材料が使われますが、治療の成功率は自家骨に劣ります。

    自家骨は腸骨や顎角(アゴのエラの部分)、オトガイなどから採取し、ボーンミルなどで細かく砕いて使用します。

    これ以外にも、顎変形症の治療や外傷による骨の欠損などにもグラフトが行われることがあります。

  • クリアブラケット

    【読み方】くりあぶらけっと

    クリアブラケットとは、ワイヤー矯正装置のブラケット(固定金具)の部分が、透明の強化プラスチック製になっているものです。

    ワイヤーを固定するブラケットは1つ1つの歯に必要なので、従来の金属製のものだと歯列に金具がズラリと並んでかなり目立ってしまいます。

    若い女性はとくにそれを気にする傾向があるので、クリアブラケットや、歯と同じ白い樹脂製のブラケットなどが開発されました。

    このような目立ちにくいブラケットはまとめて「審美ブラケット」と呼ばれます。ワイヤーは強度の関係で金属製になりますが、金属の色を明るいものに変えることで、より目立ちにくくすることもできます。

    従来の金属製ブラケットに比べると、費用が高額になったり強制力が少し弱くなったりするデメリットもあるので、状態に応じて選ぶ必要があります。

  • グルカン

    【読み方】ぐるかん

    グルカンとは、歯垢の成分となるもので口腔内細菌がショ糖を基質として作り出す粘着性のある不溶性の物質の事を言います。

    ネバネバとしていて歯の表面にくっつき、口腔内で分解されにくいのが特徴です。

    グルカンは虫歯菌のミュータンス菌と結び付いて歯の表面にくっつき、そこから増殖を始めるもので、歯の表面の輝きを失わせ、ザラザラとさせます。
    グルカンは砂糖以外の糖からは作り出すことができないので、果糖やブドウ糖、キシリトールなどが含まれた食べ物は安心して食べられます。

    関連用語
  • クワドヘリックス

    【読み方】くわどへりっくす

    クワドヘリックスとは、上顎の歯列のアーチ(歯列弓)を内側から広げるために使う矯正ワイヤー装置のことです。

    アルファベットの「W」のように曲げられている金属製のワイヤーを、バンドで左右の奥歯に固定して使います。歯列の内側にはめる装置なので外からは見えません。

    ワイヤーが「W」型になっているため、歯列の内側から外側に向かってバネの力が働き、歯列を少しずつ押し広げることができます。

    装置の中に丸くなっている部分があり、それを「ヘリックス」とよびます。

    ヘリックスが4つ(クワド)あるものを「クワドへリックス」、3つの場合は「トリへリックス」、2つの場合は「バイへリックス」といいます。