オステオトーム(おすておとーむ)

オステオトーム

【読み方】おすておとーむ

オステオトームとは、骨を押し広げて空間を確保するために使われる円錐状の骨槌打用器具です。

取っ手の先に細い金属の棒がついたのみのような形状で、取っ手のはしを小さな金づちで叩きながら少しずつ骨を圧していきます。

棒の部分が直線のものと曲がっているものがあり、様々な太さがあります。骨を持ち上げるためのコンケイブと、軟らかい骨を押し広げていくコンベックスという種類があり、基本的にはそれを交互に使用します。

歯科インプラント手術の際に、骨が薄かったりドリルが使えない軟らかい骨の部位だったりした場合、オステオトームによって骨の面積を押し広げることにより、手術が可能となることがあります。

そのようなインプラント術をソケットリフトといいますが、オステオトームを使用するため「オステオトーム・テクニック」と呼ばれることがあります。