舌側
【読み方】ぜっそく
舌側(ぜっそく)とは、歯の方向を表現する用語の1つで、歯の内側、口腔側に接する面を指します。
上顎、下顎、両方の歯に対して用いられますが、上顎の場合は口蓋側(こうがいそく)という言葉で表現される場合があります。
口蓋とは、口の中の上壁のことです。
口を開けた状態においては、上顎の場合、歯の内側は舌というより口蓋に向いている状態になるために口蓋側という言葉がありますが、一般的に理解されにくく、また、口を閉じた状態においては上下の歯とも内側の面は舌と接するので、両方に舌側という言葉を用いることが多くなっています。
歯の内側を舌側と呼ぶのに対して、歯の外側は、前歯の場合は唇側(きょうそく)、奥歯の場合は頬側(きょうそく)、もしくは前奥両方の歯に対して前庭側(ぜんていそく)と呼びます。