歯間鼓形空隙(しかんこけいくうげき)

歯間鼓形空隙

【読み方】しかんこけいくうげき

歯間鼓形空隙(しかんこけいくうげき)とは、隣の歯と接する面の前後にできる隙間のことです。

隙間は隣の歯と接している面が一番狭く、歯の前面部と背面部に向かって広くなっています。それを上から見ると和楽器の鼓(つづみ)のような形であることから、このような名前がついています。

歯は前面から見ると、隣の歯とぴったり並んでいるように見えますが、実際には根に近くなるほど細くなっています。そのため、隣の歯とは接さず、少し隙間ができます。

健康な状態であればその隙間は歯肉が満たしていますが、加齢や歯周病によって歯肉がやせてくると、隙間が目立ってきます。

歯間鼓形空隙には食べかすや汚れが詰まりやすいので、歯間ブラシやフロスで清掃することが必要です。