自家骨
【読み方】じかこつ
自家骨(じかこつ)とは、骨が足りない部分に骨を増殖させる移植術のうち、自分自身の骨を移植する自家骨移植を行う際に使う骨のことです。
移植術に使う骨は、自分自身の自家骨、他人や動物の骨、人工材料を使った人工骨があります。自家骨を使った移植は、拒否反応がおこらず身体への定着がいいので、安全な方法だと言われています。
しかし一方で、健康な他の部位の骨を削らなければいけないので、その負担を考えると広い範囲への移植はできないデメリットもあり、自家骨だけでの移植が難しい場合には、人工の骨補填剤を混ぜて行います。
歯科での骨移植で使われる自家骨は、下顎の親知らずの外側付近やオトガイ(下顎の前歯の下部)から主に採取されます。