歯肉縁下
【読み方】しにくえんか
歯肉縁下とは、歯肉より下の部分、つまり歯根と歯肉が接している部分をいいます。
また、歯肉縁(歯と歯ぐきの境目)より上の、外から見えている部分のこと歯肉縁上(しにくえんじょう)と呼びます。
通常歯根と歯肉は接していますが、歯周病になると歯肉が歯根から離れ、歯肉縁下の部分に歯周ポケットという隙間ができます。
その隙間である歯周ポケットにたまった汚れが歯肉から染み出た血液などと結びつき、頑固な歯石(歯肉縁下歯石)となります。
歯肉縁下歯石は、歯周病を悪化させ歯が抜ける大きな一因になります。