「そ」の歯科用語一覧

「そ」の歯科用語一覧

  • 総義歯

    【読み方】そうぎし

    総義歯とは、何らかの原因によって、片あごまたは上下両あごのすべての歯を失った人に装着される入れ歯(義歯)のことです。

    コンプリートデンチャー、全部床義歯(ぜんぶしょうぎし)、フルデンチャーとも呼ばれています。

    総義歯は、人工歯(じんこうし)と義歯床(ぎししょう)から構成されています。
    また、自費で行う金属床義歯と、保険で行うレジン床義歯の2種類があります。

  • 象牙細管

    【読み方】ぞうげさいかん

    象牙細管とは、象牙質にあるレンコンの穴のような無数の管の事です。

    歯の神経に向かって通っているもので、象牙細管の直径は0.8~2.2マイクロメートルだと言われています。象牙細管は歯に栄養を送るのですが、虫歯菌も管の中に入り込んで虫歯を進行させていくので、歯髄にまで痛みが伝わります。

    知覚過敏は、歯周病などが原因で象牙質の象牙細管が開口してしまい、冷たい水やブラッシングの刺激が伝わってしみたり痛みを感じたりするのです。

  • 象牙質

    【読み方】ぞうげしつ

    象牙質とは、歯の構造にある3つの硬い組織の中の1つであり、骨と同じくらいの硬さをもった丈夫な組織です。
    象牙質はレンコンの穴のような管が無数にあり、歯を構造しているエナメル質の境まで届いています。

    虫歯や知覚過敏の痛みを感じるのは、それらが原因でエナメル質などが破壊されて象牙質が露出してしまう事が原因となっており、象牙質の管の突起から刺激が伝わってしまうためなのです。

  • 叢生

    【読み方】そうせい

    叢生とは、歯の生える向きが正しい方向ではなく、ねじれを伴う生え方をしたり、歯と歯が重なり合ってしまっている状態の事です。
    叢生の原因はあごの発達に対して歯の大きさが合っていないなどです。

    また、乳歯列期や乳歯と永久歯が混合して生えている時期に乳児に虫歯が見られたり、早期脱落が起こったり、永久歯が生えてきているにも関わらず乳歯が脱落しない、などの理由で叢生になるケースがあります。
    叢生を防止するためには、永久歯の生えるスペースを確保するのが最も有効です。

  • 即時重合レジン

    【読み方】そくじじゅうごうれじん

    即時重合レジンとは、光や熱を加えず、水と粉末を混ぜるだけで固めることのできるレジン(樹脂)です。

    加熱処理が必要な加熱重合レジンと成分的には同じですが、常温で重合反応をおこせる薬剤を使用しています。手間が少なく、熱による変性がないので使いやすい一方、加熱重合レジンに比べると耐久性や強度に欠けます。

    歯科で即時重合レジンを用いるのは、入れ歯の床の修理や、補綴物(詰め物や被せ物)が出来上がるまでの仮歯などです。

  • 即時負荷

    【読み方】そくじふか

    即時負荷とは、ポルトガル、リスボンの歯科医によって開発された、無歯顎用のオール・オンを使用し、臼歯部分に傾斜角をつけ、インプラントを埋め込み、固定式の補綴物を取り付ける治療法の事です。

    即時負荷のメリットは、ブリッジに対して補綴支持を得る事が容易になり、また個別に作られたブリッジは手術後数時間程度で機能するようになる点です。
    上部構造が入れ歯タイプのもので、素材にアクリリックレジンを使用している為、義歯の下に食物が入り込む、見た目が不自然、などのデメリットもあります。

  • 側切歯

    【読み方】そくせっし

    側切歯とは、前川から見て二番目に確認できる歯の事で、上下合わせて4本あります。上顎に生えた側切歯を上顎側切歯、下顎に生えた側切歯を下顎側切歯と呼びます。

    上顎に生える上顎側切歯は退化傾向が智歯についで強く、先天的な欠損になってしまう事もあります。
    下顎の側切歯は食物を噛み切る為に存在する歯ですが、歯に咬頭がなく、それを補うように咬む面が切縁になっています。

  • ソケットリフト法

    【読み方】そけっとりふとほう

    ソケットリフト法とは、上顎にインプラントを埋める際、歯槽骨の厚みが足りないときに行う手術の方式です。

    歯槽骨は本来歯が埋まるだけのスペースがありますが、歯周病や歯が抜けた状態の期間が長かった人は、歯槽骨が減って薄くなってしまっていることがあります。

    その場合、歯槽骨上部1mm程度のところまで骨ノミやドリルで穴を開け、その穴に棒状の器具(オステオトーム)を差し込み、棒のお尻を金づちのような器具(マレット)で叩くと、1mm残った歯槽骨が上部の空洞(上顎洞)に向かって少し持ち上がった形状になります。

    その持ち上がった分だけインプラントを埋めるスペースができるので、その部分に移植骨を入れてインプラントの人工歯根部を挿入します。穴(ソケット)を開けて持ち上げる(リフト)ので、この手術方法をソケットリフト法、また、オステオトームという器具を使うことから「オステオトームテクニック」と呼ばれます。

    この方法は、歯槽骨が3mm以下に薄いと安全に行えないので、その場合は上顎洞に直接骨移植をするサイナスリフトが選択されます。

    このサイナスリフトとソケットリフトを合わせて、「上顎洞挙上術」と呼びます。

  • 染め出し液

    【読み方】そめだしえき

    染め出し液とは、歯垢に反応した時歯を染める液の事で、人体に害を及ぼす事はありません。

    虫歯の原因は歯垢が長期間たまり、固まったものが歯石になるからです。要するに歯垢をこまめに除去しなければ虫歯になってしまいます。

    この歯垢は肉眼ではなかなか確認しづらく見逃しがちですが、染め出し液で歯を染めると歯垢はすぐに発見され、虫歯の予防を行う事ができます。
    ブラッシングした後に染め出し液で歯を染め確認し、歯垢が残っている場所を再度キレイに磨くクセをつければ、歯を痛める事もほとんどなくなるでしょう。

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