「す」の歯科用語一覧

「す」の歯科用語一覧

  • スイス プラス インプラント

    【読み方】すいす ぷらす いんぷらんと

    スイスプラスインプラントは、スイスという名前が付いてはいますが、アメリカのZimmerDental社(ジンマーデンタル社)が手がけるインプラントです。

    スイスで開発されたITIインプラント(ストローマンインプラント)を真似て作られたもので、本家スイスのITIを越えられるようにと「スイスプラス」の名前が付けられています。

    表面がザラザラしているため、骨としっかり結合しやすく、そのため治療期間が比較的短く、ケースによっては即時加重も可能なインプラントシステムとなっています。

     

  • 水平埋伏歯

    【読み方】すいへいまいぼつし

    水平埋伏歯とは、完全に横向きにはえている歯の事を指し、大抵の場合親知らずに多く見られる症状です。
    HETとも呼ばれ、通常通りにまっすぐはえている歯よりも抜歯する事が難しい状態です。

    水平埋伏歯を抜歯するためには、歯茎に埋まっている事から歯茎を切開してめくりあげ、歯の頭の部分と骨の一部分を削り取り、分割しながら抜歯していきます。

    上顎の歯よりも下顎の歯を抜歯するほうが痛みが重く、腫れや炎症などの症状が出やすいと言われています。

    関連用語
  • スクリュータイプ

    【読み方】すくりゅーたいぷ

    スクリュータイプとは、インプラントの人工歯根(フィクスチャー)の部分がスクリュー(ねじ)になっているタイプのものです。

    インプラントの人工歯根部には他に、シリンダータイプやバスケットタイプなどがありますが、現在の主流はシリンダータイプとスクリュータイプです。

    スクリュータイプは、顎骨にドリルや器具でねじ込む形式なので、初期固定がしっかりとしています。その分、深さやかける力の加減が難しく、手術をする歯科医には高い技術が要求されます。

  • スケーラー

    【読み方】すけーらー

    スケーラーとは、歯石を除去するために用いられる歯科用器具です。

    スケーラーには、手用スケーラーや、 超音波スケーラー、エアスケーラーなどがあります。

  • スケーリング

    【読み方】すけーりんぐ

    スケーリングとは、歯に付着している歯垢や歯石を取り除く作業のことで、主にスケーラーという器具を使っておこないます。

    歯磨きだけではとれない、プラーク(歯石)を取り除くためにも3ヶ月~6か月に一度は歯医者でスケーリングを行いましょう。

    関連用語
  • ステイニング

    【読み方】すていにんぐ

    ステイニングとは、インプラントやセラミックスなどの人工歯をより自然な歯に見せるために有色のゲル状ステイン剤を使って着色させる事をいいます。

    個人個人の自然な歯の色をそのまま反映する事は難しく、多少の色のずれが生じますが、白濁した帯や点、部分的な色の変化などを出す事はできます。

    ステイニングはブリッジには使用する事はできませんが、主に前歯での使用に向いている審美的な治療法ともいえます。

  • ステイン

    【読み方】すていん

    ステインとは、食品の色素やタバコのヤニなどが原因となった歯の着色汚れのことです。

    歯の表面には、唾液内のペリクルというタンパク質が付着しています。そのペリクルと食品に含まれる色素成分のポリフェノールが結びつくと、歯の表面に色素が貼り付いた状態になり、ステインを形成します。

    ペリクルと結びついた色素は水に溶けず強固なので、付着してから時間の経ったステインは、口をゆすいでもブラッシングをしてもなかなか落とせません。

    食品の中でとくにステインの原因となりやすいのは、コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、ココア、チョコレート、カレーなどです。また、タバコのヤニやススも、歯に付着しやすくステインの原因となります。

    ステインがある場合は、研磨剤入りの歯磨き粉を使うと落ちやすくなりますが、定着してしまったものは難しく、その場合は歯科で機械を使ったクリーニングを受けると綺麗になります。

  • ステント

    【読み方】すてんと

    ステントとは、治療した部分の吐血や保護を目的として使われる歯科医療の器具の事で、サージカルステントとも呼ばれています。

    インプラント治療の際に使われるインプラントを埋め込む位置を確認するための樹脂製のマウスピースに似た型の事を指す場合もあります。

    仮の入れ歯のようなもので、インプラントをインプラントを埋め込む前に使われ、ステントを装着したままパノラマX線写真を撮って画像診断などを行います。

  • ストッピング

    【読み方】すとっぴんぐ

    ストッピングとは、虫歯治療の際に削った歯の部分に一時的に入れる仮の詰め物の事です。

    ゴム質で白い色をしており、ストッピングキャリアーという器具で温めて使用されます。

    水に反応して固まるタイプのものや、2種類の材質を重ね頑丈な仕上げにする二重仮封などがあります。

    水に反応して固まるタイプのものは、主に子供に使われる事が多く、ヤケドの心配がないため安心して行う事ができます。

  • ストローマン・インプラント

    【読み方】すとろーまん いんぷらんと

    ストローマン・インプラント(Straumann Dental Implant)とは、1970年代の初めにスイスのベルン大学とStraumann(ストローマン)研究所で考案された歯科インプラントです。

    International Team for oral Implantology(生体工学、物理学、化学、外科、歯科等の専門メンバーによって構成された口腔内インプラント学の国際的研究チーム:略してITI)の協力によって、20年以上に渡る臨床実績に裏付けられたシングル・ステージ・インプラントシステムです。

    歴史の長いインプラントで、世界40ヶ国以上で使用されており、日本国内でも最大のシェアを誇っています。

    短いインプラント体の植立が可能なため、顎の小さい日本人に適しており、手術時に神経や血管を傷つける危険性が少なく安全だといわれています。

    また、基本的に手術が一回だけなので負担も少なくて済みます。純チタン製で、埋め込まれてから平均6~10週間で顎の骨にしっかりと結合するので、他のインプラントに比べて治療期間が短くて済みます。

  • スーパーボンド

    【読み方】すーぱーぼんど

    スーパーボンドとは、歯科医療で使われる接着剤の一種です。

    何にでもよく接着する事から歯列矯正にも用いられ、ぐらついた歯の固定や神経が露出している歯の保護、詰め物や差し歯の再装着など、様々な治療に使われるものでもあります。

    レジン系のプラスチックのセメントで、歯の隙間に暫間的に詰めたりする事もあり、詰め物として使われた場合は後から他の詰め物に取り替える事が必要となります。

  • スピーチエイド

    【読み方】すぴーちえいど

    スピーチエイドとは、上顎の組織の欠損を防ぐ目的で使用されるもので、発声の時に鼻から息が漏れてしまうのを防ぎ、言語能力、咽頭部の機能障害、口唇裂、口蓋裂などの治療に使われる発声補助装置です。

    口蓋破裂などで口の中に穴が開いていると、鼻から息が漏れて呼吸などの障害になってしまうため、その穴をプレートのようなもので塞いで発声の補助をします。

    スピーチエイドは低年齢から使用する事が可能で、先天的、外傷によるものなど個々の状態に応じる事ができるのが利点でもあります。

  • スピードブラケット

    【読み方】すぴーどぶらけっと

    スピードブラケットとは、アメリカで開発された歯科矯正装置のことです。商品名は「デーモンシステム」といいます。

    従来の矯正装置に比べ、矯正期間が短くてすむためスピードブラケットと呼ばれます。

    ブラケットで歯を矯正する際、本来は強い力をかけるよりも一定の弱い力をかけ続けられた方が歯の移動はスムーズになります。

    強い力を継続してかけると周辺組織に負担もかかり、歯が移動するより先に組織が壊れてしまうので、期間をあけてゆっくり矯正していきます。しかし、組織が壊れない程度の弱い力なら、継続的に無理なく歯を移動させることができます。

    従来のブラケットでは、構造上そのような弱い力をかけることはできませんでしたが、デーモンシステムは特殊なワイヤーの固定形状によってそれを可能にしました。

    痛みが少なく歯周組織に負担をかけづらいメリットがありますが、金属が目立つ、ブラケットが厚いというデメリットもあります。

    近年では、ブラケットの部分が透明になっている目立ちにくいタイプも発売されました。

  • スピルウェイ

    【読み方】すぴるうぇい

    スピルウェイとは、食べ物を食べるときに噛み砕いた食べ物が、かみ合わせた部分から流れ出る通路の事を指し、歯茎のマッサージや自浄作用などの役割もあります。

    スピルウェイは口の中に残った食べかすを取り除く歯の作用にも大きく関係し、インプラントやセラミックスを製作する際にもスピルウェイを作り出すようにしている歯にとって欠かせない大切な機能です。

    綺麗な歯並びやかみ合わせがスピルウェイの働きをよりいいものにします。

  • スプリット・クレスト

    【読み方】すぷりっと・くれすと

    スプリット・クレストとは、顎骨の歯槽部(歯槽骨)が減って細くなり、インプラントを埋め込むスペースの幅が足りないときに行う骨を左右に拡げる「歯槽堤分割術」のことです。

    インプラントを安定して埋め込むためには、歯槽骨の幅は4mm以上必要と言われています。しかし、歯周病や歯が抜けた状態が長く続いていた人では、歯槽骨が痩せて細くなってしまい、幅が4mmに満たない場合があります。

    そこで、歯槽骨の真ん中に細い棒状の器具を少しずつ刺して切れ込みを入れ、骨の幅を左右に拡げます。そして、その空間にインプラントを挿入します。インプラントと歯槽骨のすき間には、自家骨を砕いた粉や人工の骨補填剤を入れ、骨移植を行います。

    数か月から半年経つと、移植した骨がインプラントの周りをしっかり取り囲み、インプラントが安定します。

    このスプリット・クレストの技術により、これまでインプラント治療が難しかった人にも可能性が拡がりましたが、歯槽骨の幅が細すぎると安全に行えないので、3mm程度は残っている人が対象になります。

  • スプリント

    【読み方】すぷりんと

    スプリントとは、睡眠時無呼吸症候群の歯科医療に使われる治療器具の事で、スリープスプリント、マウスピース、口腔内装置などとも呼ばれます。

    スプリントは睡眠時に装着させる事で、下顎を前進させた状態で固定する事ができるので上気道の閉塞を防いで症状を抑える効果があります。

    スプリントは軽度の睡眠時無呼吸症候群に適用されるもので、重度の場合はCPAPと呼ばれるものを適用します。

  • スペースメインテーナー

    【読み方】すぺーすめいんてーなー

    スペースメインテーナーとは、保隙装置とも呼ばれるもので乳歯が永久歯に生え変わる際に永久歯が生える位置を確保し、歯並びのずれなどを防ぐ装置の事です。

    スペースメインテーナーは通常セメントで付けられる事が多いのですが、状況に応じて脱着可能な処置をする場合もあります。

    スペースメインテーナーを装着している期間は、ガムや飴、ナッツ類などの硬いものを噛むことは避けるように指導されます。

  • スマイルライン

    【読み方】すまいるらいん

    スマイルラインとは、笑顔を作ったときの下唇の描くラインのことです。

    審美歯科では、このスマイルラインと上顎の歯の先端をつないだラインが一致しているのが理想的とされています。

    矯正治療や審美的な歯の補正をする際には、スマイルラインが綺麗な曲線を描き、そこに上顎の歯が沿うような状態を目指して行われることが多くなります。

    しかし、歯科治療で一番大切なのは、その人の骨格や筋肉に合った自然な状態の美しさに導くことなので、目標とするスマイルラインや歯列は、個人個人によって異なります。

  • スリーミックス・エムピー法

    【読み方】すりーみっくす

    スリーミックス・エムピー法(3Mix-MP)とは、3種類の抗生物質と抗菌剤を混ぜたものを虫歯の部分に詰めることにより、細菌を殺して虫歯を治すという治療法です。

    スリーミックス・エムピー法(3Mix-MP)のメリットは、

    • 歯を削る量が少なくてすむ可能性がある
    • 歯を削る量が少ないので、痛みが少ない可能性がある
    • 歯の神経を取らずに、残せる可能性がある
    • 副作用は現時点で報告されていない

    などがあげられます。

    デメリットは、

    • 保険外の治療法である
    • 3Mix-MP法を行っている歯科医院が少ない
    • 安全性と有効性についての実績・データが乏しい

    などがあげられます。

     3Mix-MP法の使用薬剤は以下の通りです。

    • Metronidazol(メトロニダゾール)
    • Minocycline(ミノサイクリン)
    • Cyprofloxacin(シプロフロキサシン)
    • Macrogol(マクロゴール)
    • Propylene Glycol(プロピレングリコール)