テトラサイクリン(てとらさいくりん)

テトラサイクリン

【読み方】てとらさいくりん

テトラサイクリンとは、感染症治療に使用する抗生物質(菌を殺す薬)の一種です。

ミノサイクリン、オキシテトラサイクリンなど多くの種類がありますが、それらをまとめて「テトラサイクリン」または「テトラサイクリン系抗生物質」と呼びます。

テトラサイクリンは、歯の形成期である0~12歳頃に服用すると、後に生える永久歯への色素沈着がおこることがあります。この色は、紫外線によって濃くなる性質があるため、始めは気にならなくても、年齢とともに歯の変色が目立ってきます。

服用したテトラサイクリンの種類によって色は異なり、グレー、紫、オレンジなど、一般的な黄ばみや着色汚れとは少し違った色調になり、歯の一部が縞模様のように変色をしている場合もあります。

ホワイトニングである程度落とせることもありますが、一般的な着色に比べて効果は出づらく、また、基本的な色調を変えることは難しいとされています。

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