う蝕活動性試験
【読み方】うしょくかつどうせいしけん
う蝕活動性試験(うしょくかつどうせいしけん)とは、歯がう蝕(虫歯)によって破壊していく速度、つまり「う蝕リスク」を調べる検査のことです。う蝕リスクの高い低いは個人差があります。
う蝕リスクを判断する材料は、唾液中のう蝕原因菌の数やプラーク中の酸の量、年齢や性別、生活状況などがあげられます。
これらの要素を客観的な数値で分析し、すでにあるう蝕が進行する度合いや、新たにう蝕が発生する危険性を推測して、治療計画に役立てます。
実際の検査方法としては、う蝕の主な原因菌であるストレプトコッカス・ミュータンス菌や乳酸稈菌を、唾液中からスパチュラ(ヘラ)で採取・培養して数を調べるスパチュラ法や、一番奥の歯の頬側についたプラークを採取・培養してプラーク中の細菌が産生した酸の量を判定するカリオスタットなどがあります。